【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「ね…ねぇ…。」
「ん?」
甘いバリトン
「部屋風呂じゃないからね…。」
「あ?あぁ…。」
隼は吹き出しながら
「一応、気をつける。」
そんな曖昧な返事にドキドキだ。
「なぁ結衣。」
「ン…ッ何?」
「壁とっぱらっていいか?」
突然何を言い出すのかと思った。
そんなに一緒の部屋にいないのが気にかかっているのかと思うと
笑いが堪え切れなくなる。
私にいい返事をさせるかのように動き続ける隼の指。
スーッと私の背中を滑らせながら返事の催促。
「呼んだらすぐに行くから。」
フッと小さく笑うと
「フッ」と笑い返され
「何の話だよ。」
「え?」
悩むまもなく答えを導くヒントが与えられた。