【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
隼はクスッと笑ったあとで、
「結衣は部屋出ていつも左しか行かないよな?」
「うん。」
「右行け。」
司に地図を書いてもらったがそれは1Fの地図だ。
2Fは、お風呂とトイレと隼と奏くんの部屋がわかれば問題がなかった。
だからまったく気にもとめず他を歩いて見てみようとも思わなかった。
それこそ制覇ぐらいの気持ちでいたからだ。
「使っていい?」
「あぁ使え。」
「じゃあここでいいじゃん。」
「あぁ。」
「ねぇ。今日せっかくゆっくり家にいるからさぁ。家の中をよーく教えて欲しいの。」
「あぁそうだな。結衣もさすがに不自由だよな。」
「怒らないで教えてよ。」
「あぁ。」
「あ~やっぱり気になる。ねぇ、あのマンション何でそのまま?」
「は?」
「何でそのままなの。疑惑浮上だね。」
「プッ…結衣がここにいるのがしんどくなったら向こうに住ませようと思ってたんだよ。」
「問題なし。快適快適、実に快適な暮らしよ。」
「そうみたいだな。じゃあ、あのマンションは奏に渡すか。」
「奏くん家出るの?」
「あぁ。卒業したら表の仕事につくからな。」
「そっか。近いから会えるし疑惑もなくなるか。あははは。」