【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


「用事があるやつが行くのが当たり前だってプッ怒られたよ。だけど植木を玄関には立たせたくないそうだ。それで植木が良くいる場所を聞いてそこに自分で行けるようになりたいって言ってんだ。」


「結衣さんは、本当に優しいお方だ。なぁに植木を呼びにこれるまでの間、植木の名前を呼んで下せぇ。誰かが聞きつけたらあっしを呼びにきてくれらぁな。それがイヤなら頑張って覚えてくだせえょ。」


「はい。出来るだけ早く頑張りますので、それまでの間、私のわがままを許して下さい。」


「あぁ。そんな嬉しい我ままなら喜んで聞かせていただきやすよ。」


「植木、玄関は冷えるから、本当にもうやめてくれ。」


「若、ありがとうごぜぇやす。」


「植木さんのお顔見るのが減らないようにあっちこっち動けるようになって出没しますからね。」


「あぁ。楽しみにしておりやす。」


隼と一緒に頭を下げてお礼を言うと


また階段を降りた。




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