【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


朝食の配膳を手伝っていると


「若、誕生日おめでとうごぜぇやす。」


おはようござますの代わりに聞こえてきた言葉で隼が来たことがわかった。



私も慌てて席へつき一緒に食事をした。


すぐに響さんと由香里さんも来て


「隼、誕生日おめでとう。」


「あぁ。」


「俺に感謝する日だな。」


響さんの言葉に笑いそうになったけれど確かにそれもある。


「響さん由香里さんありがとうございます。」


私が頭を下げてお礼を言うと


「結衣が喜んでくれるなら良かったわ。」


「そうだな。」


響さんと由香里さんの会話も相変わらずで楽しくなった。


私が小声で「ご協力ありがとうございました。」と伝えれば


「何、逆に仕事が片付いて良かった。」


響さんは笑っていた。


「結衣。」


少々不機嫌なバリトンが聞こえてきた。


お誕生日の隼を不機嫌にするのはとんでもないことだ。


慌てて隼の方を向いてそれからはずっと隼と話しながら食事をした。





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