【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「結衣、どうした。」
「若頭の誕生日って何かしなきゃいけないことあるんですか?」
「なぜ?」
「みんなお忙しいでしょうってすぐに帰ってしまうから…。」
「あぁ…。」
由香里さんはクスクスと笑ったあとで
若頭だからといってすることはないと教えてくれた。
恐らく隼が早く帰ってくるのは間違いないと思って
仕度があるはずだからと気を使ったんだと思うと教えてくれた。
「今日はどうするの?」
「家でご飯。」
「結衣の手料理か。隼ね、相当嬉しいみたいよ。」
「渡辺さんの料理の方が美味しいのにね。」
「それでも特別なのよ。」
私は笑顔で頷きお願いしていた材料をとりに食堂へ向かった。
私の姿を見た渡辺さんが
「結衣さん、2Fのキッチンへ運んでありますからお急ぎ下さい。」
「え?そんなすごいごちそう作らないんだけど…。」
「若、もうすぐ帰られると思いますよ。」
「え?やばい…。」
私は大急ぎで2Fへ戻ると隼の誕生日の為の料理を作り始めた。