【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「結衣さんほら、ここですよ。庭を出て池を越えてこの松の木を目指しておくんなせぇ。ここの前でコンコンとガラスを叩いてくれりゃあ三浦がお迎えいたしやす。」
「三浦さん、私たちは離れていても心はひとつでしたね。ちゃんと私がしたいことわかってくれてて。」
「そうですとも。病院で寝ていても結衣さんの事をずっと案じていやしたよ。」
「もうね、話したいことも見せたいものもいっぱいなの。あ…。」
私はスマホを取り出し恥ずかしがる三浦さんの写真を撮った。
「ほら、植木さんのもある。」
「プッ…植木さん若い。」
「人相悪いよね…。」
「ずっとこんなでしたよ?今でもあんま代わりやせん。」
「うそー全然違うよ。にこにこしてて優しいよ。」
「それは結衣さんにだけですよ。あっしらはやっぱり植木さんはおっかない。それでも、信頼し尊敬するお方です。」
「三浦さんも植木さんもそして当然隼も私は信頼して尊敬してますよ。」
「結衣さん…。ほら、若がやきもきしておいでだ。お戻りくだせぇ。」
「三浦さんは今日はお部屋でゆっくりしてね。」
「へい。ありがとうごぜぇやす。」