【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「隼、今日はもう家にいてくれる?」
「若…クックック…いる?じゃなくていてくれる?なんて聞かれちゃぁどこにもお出かけになれやせんね。」
「ブッ…だな。」
そのやり取りに自分の言い方が間違っていたんだと恥ずかしくなった。
それでも、隼がずっといれくれるのはやっぱり嬉しい。
「早く早く。あ…ちょっと食堂行って渡辺さんに知らせてくる。」
私は嬉しくて食堂まで走った。
「若、結衣さんのあの穢れのない可愛さ大切してやっておくんなせぇよ。」
「あぁ。」
「組長だけじゃねぇ、姐さんの優しさと聡明さ、それに若の不器用なりの優しさ、統率力、判断力、加えて結衣さんの穢れのない可愛さ、それになぁ仁義を通そうとするあの心意気。組の連中だけじゃねぇ傘下のやつらもみんなそれに引かれてつき動かされる。それが今の藤堂だ。大切に守っていかなきゃならねぇよ。」
「あぁ。植木にゃまだまだ引退させねぇよ。」
「チッ…若の子どもを立派に継がせるまでは植木は頑張りやすよ。」
「結衣に似たら大変だ。」
「あぁ…。」