【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀




2人で顔を見合わせて笑ったけれど、由香里さんも私も本当に安心した。



「結衣、響さんじゃなくてパパって言ってくれよ。淋しすぎるよ。」



私が由香里さんはママと言い響さんをパパと呼ばなかった事に拘るのが可笑しくなった。私があえてそうしたことに気づいていたから吹き出しそうになった。



「パパも素直じゃないんですよ。結衣って私を呼ぶけどほんとはいっつも由香里さんの事を呼びたいのまるわかりなんですから。」



「え?結衣。」


由香里さんが吹き出した。



「ほんとですよ?結衣ちゃん結衣ちゃんって言いながら由香里さんに構って欲しくて言ってるんですから。隼の方がずっと素直です。ねぇ隼。」



隼はニヤニヤしながら私の肩を抱き


「結衣がいつも言ってたよ。なんで親父は素直に言わないで結衣をダシに使うんだ?って。プッ…親父、素直にお袋大事にしてやれよ。」



「まったくもう…あんたたちは…。」


由香里さんは何だか恥ずかしそうだったけど


「パパは相当ママの事スキですよ。ですよね?パパ。」


私が笑いながら聞くと


「あ?」なんて惚けた声をまただすから


「うわっ腹くくれてないとかですか?」って笑っていうと


「ケツの青いガキどもが何を言ってるか。こんないい女どこ探したっているわけねーだろ。」

自慢気に答えてくれて


「そのいい女が私の目標です。」と笑い返した。


「結衣、お前もいい女だ。」


響さんが深く甘いバリトンで言ってくれたけど


「隼に言われた方が嬉しい。」


そんな風にわざと答えた私を由香里さんと2人で大笑いしてた。




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