【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
私と隼の会話を聞いていた由香里さんが
「はぁ…しかしまぁ、同じような会話にびっくりだわ。」
「あぁ。台本でもあるのかと思った。」
え?
私と隼が2人の顔を見ると
「響の背中を見るたびにそう思うからってな。」
「えぇ。私も響にそう言ったわ。」
「由香里って入れたらって言った?」
「それはさすがに…。」
あはははは
響さんが部屋をもう一部屋頼むかなんて言ったから
私も由香里さんも首がもげるんじゃないかってぐらい横に振った。
親子4人で寝るのもいいんじゃないかって。
だけど猿の親子はどこまでも猿の親子で
ボス猿が動けば子猿も動き
「ゆ…由香里さんと一緒に寝てみたい…つもる話しが…。」と言っても
「帰ってゆっくりしろ。」と切り捨てられた。
「は…隼?隼とは帰ってからいくらでも一緒にいられるし。」
「夕べもあんまり眠れてねぇんだよ。結衣がいないと眠れねぇ。」
甘える子猿にほだされて
「由香里さん…ご無事で…」
「結衣…アーメン。」
私は隼に引きずられるようにして同じ階の部屋へと移動した。