【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
由香里さんの状況も察するから
一緒に朝食を…なんて声はかけなかった。
由香里さんたちからも声もかからなかった。
お膳が並べられると
「先に温泉はいらねぇ?」
なんて隼の誘いに
「うん。」と頷いた。
隼は夕べ温泉にも入っていない。
せっかく来てあまりにも可哀想だ。
バスタオルも全部隼が準備して
よし入ろうと部屋の奥の露天風呂へ歩きだした。
「ちょっと待って。」
なんて私の言葉も軽く無視をし
潔よすぎだろうってぐらいパパッと浴衣を脱ぐと
必死に抑える私の手も簡単に払いのけると
嬉しそうに身ぐるみ剥がしバスタオルもなしで湯船の中へ。
「は…隼。」
「あはは、まだガクガクしてるな。」
「誰のせいよ。」
私の抗議なんて聞いちゃいない。