【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
「はぁ…朝風呂も気持ちいいね。」
「あぁ。温泉いいな。」
「刺青なきゃいつでも行けるよ。」
「だな。」
コツンと額をぶつけてきた。
ふっと下を見ると
「げっ…。隼?」
そっぽを向いて知らん顔の隼。
「ねぇ…これ…私何の病気?ねぇ…」
「墨いれたのか?」
「どの口が言うのかねぇ。」
夕べの隼を思うと怒る気もしない。
冬で良かった…
そう呟いたのが聞こえたみたいで
「安心するのはまだ早い。」
なんて笑い声が聞こえたから
もう鏡を見るのも恐ろしくなった。
刺青のない隼の背中はやっぱり嬉しくて
そっと背中に唇を寄せると
「お前は猿か。ここでやるならそれでもいいぞ。」
思わず鼻で笑ってしまった。
猿は、誰かに猿と言いたくて仕方ないらしい。
「最近の猿は温泉入るみたいだしね。若猿。」
隼も嬉しそうで何とでも言えって顔してた。