【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀
玄関へ戻ると隼と植木さんがお話をしていて
「何、結衣どうした?」
「ん?高野さんにお帰りなさいって。あと機嫌の悪い隼の相手をさせてすみませんって謝ってきた。」
植木さんはクスクスと笑い
「若、どうやら若が首をとられてもいた仕方がないってとこですねぇ。」
「あぁ。腹くくった堅気の女を舐めたらあかんぜよときた。」
「ククク…」植木さんは横を向いて笑ってたけど
「でも、隼の方が全然強いし偉いのはわかってますから。見栄はっただけです。」
舌を出すと隼も植木さんも大笑いして
「さぁ寒いから中へお入りくだせぇ。」
「植木さんも入って下さいね。」
「へぇ。ありがとうごぜえやす。」
話していると響さんの車も入ってきて
「あ…隼、寒いから先に部屋行ってて。」
私はサンダルを履いてまた響さんの車のところへ走りよった。
「響さんお帰りなさい。池田さんお疲れ様でした。」
「結衣もお帰り。」
「ただいま。」
「上着も着ないで寒いだろ。ほら早く部屋へ入ろう。」
響さんに肩を抱かれて玄関まで行くと
「おい、じじい何どさくさ紛れに結衣に触ってんだよ。」
玄関で待っていたらしい隼が文句を言った。
「けちくさいこと言うな。」
「隼、由香里さんの代わりだから。」
私が吹き出すと隼と植木さんも吹き出してた。
「あー結衣にはまいる。」
響さんのそんな呟きを聞きながら部屋へ戻った。