【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


「結衣さん。若の言葉が悪かったですねぇ。そりゃ傷つきますよね。」


「はい。ものすごいショックでした。」


「でもね、あっしには若の言う意味がわかりやす。」


「植木さんまで人間の顔じゃないって言うの?もうみんなひどい。」


私はまた泣きだした。


「いやいや結衣さん待っておくんなせぇ。こんな可愛い結衣さんをそんな化けものみたいに言うわけないじゃないですか。」


「えーん。今度は化け物って言った…。」


「違うんですって。若が言いたいのは、この世のものと思えないぐらい可愛いってことなんですよ。褒めてんですよ。たとえようがないぐらい愛しくて可愛いって言いたかったんですよ。」



「だって人間の顔じゃないって。」



「あぁ、その言葉の言い方が悪かったですねぇ。後で若を叱っておきやす。けど、若の言いたいのはお人形さんみたいな妖精みたいなそんな言葉なんっすよ。でも人形みたいな無表情なわけじゃないし、妖精みたいなって思ったとこで妖精の顔がわからない…ってなったってあっしは思いやすよ。」





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