なんで私が芸能人ッ!?









「りーまっ、こっちこっちー!!」






「う、うん。」






稚菜ちゃんって結構妹系だよね。
なんか憎めない存在。
……私も妹なんだけどなぁ。





とにかく、そんな稚菜ちゃんに急かされそこのカフェへと走る。





「見て!!このうさぎマフィンっ。
可愛い上に美味しいんだよー。」






カフェに入った瞬間、オススメのものをアピールし始める稚菜ちゃん。
でもうさぎマフィンは美味しそうなマフィンの上にうさぎのホワイトチョコが乗ってて、可愛い。







「じゃあ、これにしようかな。
飲み物は……これ、なに??」






なんか稚菜ちゃんといるとお姉さんキャラになってくる。
まあ、それより飲み物の欄によくわかんないのがいっぱいかいてあるんだよね。







「あー、ソートってかいてある飲み物は下にシェイクみたいのが沈んでて結構美味しいよ。
トロピカルフロットはタピオカとかいろいろなの入ってるんだー。」






稚菜ちゃんが、オススメなのであろう飲み物を次々とあげる。







「じゃあ、ブラックソートで。」






ブラックソートはバニラシェイクが入ってるコーヒー。
マフィンは甘いし、コーヒーが丁度良いかなって。






「えぇっ、りま大人ー!!
稚菜はねぇ、やっぱトロピカルフロットにするー。」






「えーと、稚菜ちゃんらしいのかな?
じゃあ早速注文しよ?」






「うん!!
あのっ、すいませーん!!」






近くの店員さんに声をかける稚菜ちゃん。







「はーいっ。」





可愛らしい女の子……バイトかな?が、こちらへ来る。






「えっとー、トロピカルフロットとブラックソート、うさぎマフィン2つください♪」







「かしこまりましたー………って、バニポモデルの香月稚菜!?」







バニポっていうのはバニーポップ、略してバニポの雑誌なんだけど……。
今更ながら、稚菜ちゃんってバニポだったんだ。
あっ、お姉ちゃんはラズフリィ、ラズベリーフリィのモデル。






って、今はそこじゃなくて!!








「うわー、やっぱり稚菜だ!!ああのっ、サイン下さい!!」







あーもう、稚菜ちゃんは有名なのにサングラスしかしてこないから……。
今の稚菜ちゃんはふわふわの白の上に下は赤くて白のペチコートが少し見え隠れする膝よりちょい上スカート。
ほら、店員さんが気づいたことでまわりもざわざわしてきたし。







「えっ!?モデルの稚菜!?」
「どこどこっ。」
「あそこだー!!」






って、ばりばりバレるっていう。
人も押し寄せてくるし、このカフェって若い人もいて人気なんだな。







「あははー、ありがとー。
でも今日は友達と来てるから、サインだけ。ごめんね?」






結構慣れてるのか、あしらうのが上手い稚菜ちゃん。
ほとんどの人にサインが終わると、だいぶ人が減ってきた。
………けど、






「あ……もしかして、最近よくCMに出てる人ですよね!!!
携帯とかのっ。」






へ………?






「わ、私?」











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