なんで私が芸能人ッ!?






そしてその後授業を受け終えた私と羅奈ちゃんは、裏庭でランチしていた。





「わぁ~っ、りまのお弁当カツサンド!?
ていうかこれ、手作りだよね!?」





「うん、今日無性にカツサンドが食べたくなって。」





「あーわかるっ。たまにあるよね、無性に本が読みたくなるやつね!!」





「んー、ごめん。それはいつもかな。」





笑いながら和やかな昼食を楽しんでいると………






「お、りま。」





「らーなちゃん♪」






お決まりのように藤堂先輩と相馬先輩が出てきた。







「藤堂先輩……。」






そう私が言った声と、羅奈ちゃんの







「相馬先輩!!」






って声が被る。







「りまちゃんは來の名前しか呼んでくれないんだねぇ。」






って相馬先輩に言われて自分が反射的に先輩の名前のみを呼んでたことに気づいたけど






「私相馬先輩のことよく知りませんし…。だから羅奈ちゃんも相馬先輩の名前しか呼ばなかったんじゃないですか?」






そう、にやにやしている相馬先輩に告げた。
そもそも、私は人が苦手なのにたいして喋った人を軽々しく呼ぶとか出来ない。





「りまは人が苦手なんですよ。ね?藤堂先輩♪」





私の心の声を言ってくれた羅奈ちゃんはなぜか先輩に振ると先輩は







「ああ。」






ってだけ答えた。
と思ったら言葉をつけたした先輩。






「ん?…この弁当、りまが作ったのか?」






「はい。お弁当は大抵自分で作ってますけど。」






「へー、すげえな。上手いじゃん。」






「……良かったら食べますか?」






「え、良いのか?」





「まあ、減るもんじゃないですし。」






「いや、減るよ?食べ物は食べたら減っちゃうよ?りまちゃん。」






とまあ、私と先輩の対話中にいきなり出てきた相馬先輩。
別に邪魔をされたくないわけでもなかったけど。






「あー、先輩りまばっか構ってずるくないですか?」






うん、羅奈ちゃんが可哀想。
だって見るからに相馬先輩のこと好きだよね、羅奈ちゃん。






「えー、そんなこと無いんだけどなぁ。ね?りまちゃん。」






さっきの羅奈ちゃんみたいに私に問いかける相馬先輩も、満更じゃない感じ。






「そーですね。」






つまり両想いに見える二人に、私は適当に返事を返した。











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