なんで私が芸能人ッ!?
****************************2日後*********************************************
先輩と話した日から2日後、私と先輩は監督にも伝えて皆より先に修学旅行から帰ることにした。
撮影のことでドラマ関係者の皆さんに迷惑をかけてるんだし……
少しでも遅れを取り戻したくて私が先輩に言ったんだ。
本当は、先輩に悪いし私が一人で帰るつもりだったんだけど………。
「ばーか、なに遠慮してんだよ。
俺はお前のマネージャーだぞ?」
って言われちゃって、結局一緒に行くことに。
それで私と先輩が先に帰るって羅奈ちゃんに言ったら……
「えー、りまいないとかつまんない~。
っていうか藤堂先輩との修学旅行ラブラブストーリー聞く予定だったのに。」
って文句言われて(っていうかなんで私と先輩?)、さらには羅奈ちゃんまでもが帰るって言い出したんだけど……
「えっ、ダメだよ羅奈ちゃん!!!
俺羅奈ちゃんがいないと泣いちゃう~。」
とかなんとか相馬先輩に引き留められ、渋々残ることになったのだ。
グッジョブ相馬先輩!
ってことで、私と先輩は今どこにいるかって?
もちろん……
「りま、新幹線来たぞ!!」
駅でございます。
しかも新幹線で帰るっていう。
どんだけ急いでんのって感じだけど、今日も撮影はあるらしい。
新幹線に乗り込み、東京へ向かう私と先輩は
「「…………………。」」
相変わらず無言なのであった。
そして、
「先輩、そういえば楼藺学園修学旅行のジンクス知ってますか?」
相変わらず私が話題提供を。
羅奈ちゃんから聞いた話をしてみることにした。
「……知らねぇな。」
「ジンクスって言うか伝説みたいなものなんですけどね?
昔ここに通っていたある男女の生徒……その女の方がいろいろ嫌がらせを受けてたんです。
で、修学旅行のときに辛い気持ちがピークに達して自殺しようとしたとき………」
「女を好きだった男が助けに来たのか?」
「………よくわかりましたね。」
「ありきたり過ぎだろ。」
「まあ、それはともかくその後……
二人は修学旅行を抜け出して楼藺学園に手を繋いで帰ってきて、教室を荒らして復讐したらしいです。」
「いやハチャメチャだな。
後先考えろよ、そいつら。」
「でも、こんなふざけた話がジンクスにまでなってるんですよ。
修学旅行を3日目に抜け出して楼藺学園に手を繋いで帰った男女は、絶対離れないってジンクスが。
ちなみに、伝説の男女が抜け出したのが3日目だったそうです。」
3日目ってなんか私達みたいだなぁとか思ったり。
まあ、私と先輩には関係ないことだけど。
「ふーん……、っていうかその話絶対に間宮さんに聞いたろ。」
「あ、わかりました?」
「りまがそんなジンクス知ってるわけ無いしな。」
「その通りで言い返せませんけど……。
ただこのジンクス、実行した生徒は誰もいないらしいですよ。」
「そりゃそーだろ、こんな馬鹿らしい伝説信じねーよ。」
「ですよねぇ……。」
「……………おっ、それより着いたぞ。」
「はーいっ。」