ポーカーフェイス
闇。
闇。
「おーい。聞こえるー?」
闇。
訪れる静寂。
「………聞こえてるよ」
「なぁんだ、聞こえてたのか」
闇。
闇。
闇。
暗闇。
「ねぇ、人間てさ」
「急にそんな話すんの?礼儀知らずにも程があんぜ?」
「まぁまぁ、そんな堅苦しい話してたら日が暮れちゃうって。って言っても、ここ真っ暗で太陽なんか存在しないんだけどね。かっこ笑いかっことじ」
闇。
安定の闇。
前が見えない。
不安だ。
「俺、眠いの。寝させてくんねぇか?」
「まだダメだよ~。良い子は寝る時間でも、悪い子はこれからでしょう?レッツパーリーだよぉ。ククッ」
黙れ。
闇。
黙れ。
そして静寂。
黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ 黙れ黙れ黙れ黙れ。
ああああああああああ。
「人間てさ、案外簡単に壊れるもんだよね?ハ八ッ」