ポーカーフェイス

「んだよ、ここ…」

 
 辺りを見回す悠翔。

 薄気味悪いここは、野良猫がゴミを漁っている。さらに時刻も夕暮れ時ときて、不気味な烏がギァギァ騒ぐ為、薄気味悪さに磨きがかかっている。


「こんなトコに連れて来て、何する気だよ?」



 挑発する様に尋翔が腕を組みながら廉に問う。


「ここ」


 廉は自分の後ろにある建物を親指で指した。


「オレん家なんだ」

「………………で?」


 悠翔と尋翔、2人同時にそう答える事しか出来なかった。


「いや、」

「だから何?」

「え?ウチで遊ぼうぜ?って事さ」

「………いやいやいや」

「『って事さ』じゃなくてよ」


 廉は、2人の言っている意味がよく分からないのか、全く話がかみ合っていない。
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