ポーカーフェイス

 が、廉は驚く事もせず、ただ、2人を見つめている。


「なんだよ!」

「何か言えよ!」


 口を真一文字に結んだまま、廉はうんともすんとも言わない。

 と、廉はフッと口角を上げた。


「何が面白いんだよ」


 苛立ちが隠せないまま、まぁ、隠す気も毛頭ないのだろうが、悠翔が言う。


「そんな虚勢はって、楽しい?」


 廉は一瞬だけ閉じた瞳を2人に向けた。冷たく光るその瞳に宿るのは、2人に対する嘲りである。

 虚を突かれた2人は、1言も発することが出来ない。

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