ポーカーフェイス

「そんな見栄張って…。ねぇ、楽しい?」


 教室に入って来た時の廉は、もう何処にもいない。


「そんな事したって、サムいだけだよ?1人で生きていけるとか、俺らは2人で1つだとか思ってたりするのかい?」


 声まで冷やかだ。


「別に思うのは構わないし、世の中にはもっと変わった考えの人だって捨てる程いるさ。でもね……」

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