俺様社長の言いなりです
「じゃ、行くか」


あっけないほど素早く私から離れると、鞄に資料を入れ社長は手首を掴んできた。


「どこへ行くつもりですか?仕事がまだ……」


嫌われ者なのに、これ以上目立つようなことはしたくない。


それなのに


「社長命令だ」


なんてとんでもないことを怖いくらいの笑顔で言うから、逆らえない。


「わかりました。準備してきます」


頭を秘書モードに切り替えた。


社長室から出ると他の秘書の痛い視線が突き刺さる。
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