彼は、魔法使い
今、お店には直樹さん、省吾さん、悟さん、瑞穂さんの4人のスタイリストがいる。


だけど、彼らは個人的にお店に居るだけで、、、


完全に、プライベートだ。


「すいません。今日、定休日なんですよ」

「あ、、、そうなんですか」


落ち込んだように言う。


顔は見えないけど、なんだか凄く申し訳ない気持ちになる。


「すみません」

「あ、いや。こちらこそ、わがまま言ってごめんなさい」


お客さんに、謝らせてしまうなんて、、、


「あの、、、芹香さんって方、いますか?美容師じゃ、ないと思うんですけど」


、、、え?


急に自分のことを聞かれ、驚く。

< 104 / 343 >

この作品をシェア

pagetop