彼は、魔法使い
ブースに入り、彼らにメイクをされる。


あ~、モデルってこんな感じだったんだ。


いつも自分がする方だったから、初めて逆の立場を経験した。


「肌、綺麗ですね」


メイクをしている子に言われる。


「そんなことないですよ」


それなりにはスキンケアはしてたけど、毎日化粧してたから、それなりに肌荒れはある。


しかも20過ぎてからのニキビってか、吹きでものは敵でしかない。


「省吾(しょうご)さん。メイク、完成しました」

「ギリギリ間に合ったな」


省吾さんは、時計を見る。

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