彼は、魔法使い
気付けば、控え室にはあたし達だけだった。


あたしは、鏡の中に写る自分を見つめる。


やっぱり、こっち系になるんだよね。


誰かが、あたしにメイクをすれば、、、


ジャンルで言うと、可愛い系?と言うか、、、


自分では、絶対にしないメイク。


童顔のあたしには、合っているのかもしれないが、、、


自分では、あまり好きではない。


心の中で、ため息を漏らす。


まぁ、渡された衣装からして、そっち系だと思ったけど、、、


「じゃ、ステージの方に行きますか」


省吾さんが、あたしに言う。

< 15 / 343 >

この作品をシェア

pagetop