彼は、魔法使い
「はいはい。魔法の手ね~」

「これだから天才は。芹香に、凡人の俺らの気持ちなんてわかんねぇよ」


別に、あたしは天才じゃないし。


スタイリストになるために、それなりに経験を積んで、努力もしました。


「魔法の手」とか、バカげたことを言ってる人間に、言われたくない。


「別に芹香が楽して、スタイリストになったなんて言ってねぇよ」

「じゃ、何が言いたいのよ」

「芹香は、スタイリストとして人を変えることが出来るってことだ」


スタイリストは、そんな大それたことが出来る仕事じゃないと思うんですけど、、、


「信じてねぇだろ」

「、、、まぁ」


むしろ、信じろって言われて方が難しい。


「たかが髪型でって、思ってんだろ」


、、、だって、そうでしょ?

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