彼は、魔法使い
なんて1人で納得していると、お店のドアが開いた。


カツカツと、ヒールを鳴らす。


さすが、トップモデルとでも言うべきだろうか?


サングラスを掛け、帽子を被っているものの、彼女のオーラが半端ない。


そして、彼女の登場で、お店の中が静まり返る。


「だ、誰?」


誰かが、そんな言葉を溢す。


「そういう、こと」


伊織が、そんな言葉を溢す。


「ひでぇ、髪だな」


そして、來都もそんな言葉を溢す。


伊織と來都は、彼女が誰か気付いたようだ。


「あたしだって、、、こうなるなんて、思ってもなかったわよ」


彼女が、悔しそうな声で言う。


あたしはそんな彼女に、笑顔向ける。

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