彼は、魔法使い
「俺や伊織、この店にいるスタイリストだって、必死になってもがいて、今の地位築いてんだよ」


地位やなんて、あたしは別に、、、イラナイ。


「どうせ、お前は地位や名誉に興味ねぇだろ」


來都は見透かしたような目で、言う。


だって、、、


地位や名誉なんて、ただ自己満足みたいモノじゃん。


「それは、お前が手にしてるからだ。だから、そう思うんだよ。お前には、一生わからねぇ。比べられ続けた人間の気持ちなんて、わかんねぇ」

「あたしは比べたことなんか、、、」

「その無自覚な所が、1番ムカつくだよ」


__バンッ__


來都は思いっきりドアを閉めると、部屋を出て行く。


何よ!意味わかんない。

< 247 / 343 >

この作品をシェア

pagetop