彼は、魔法使い
「お前も、何揺らいでんだよ」


振り返った、直樹さんが言う。


揺らいでなんか、、、いたかも。


「直樹さん。、、、アランと、知り合いなんですか?」

「あ、あぁ。同期だ」


へぇ、、、そうだったんだ。


そういえばさっき、直樹さんは「また」って言ってた。


「もしかして、アランから前にも連絡があったんですか?」


あたしの言葉に、直樹さんは都合の悪そうな顔をする。


「あったん、ですね」

「あぁ」


直樹さんは、ポリポリと頭を掻く。


「なんで、教えてくれなかったんですか?」

「お前が、、、揺らぐと、思った」


そんなの、直樹さんには何の関係もないじゃん。

< 261 / 343 >

この作品をシェア

pagetop