彼は、魔法使い
その後。


片づけを終え、直樹さんからヘアショーの詳細を聞き、モデルを考える。


1人、ピンッと来た人が居て、、、


その人から「OK」を貰い、あたしはその人にあったスタイリングを考えた。


でも「これ!」といった、イメージが出来ないまま、、、時間ばかりが過ぎていった。


ユイに勝つイメージどころか、スタイリングが決まらない以上、、、


ヘアショーに出るのすら、危うい。


そんな負のスパイラルの中、ヘアショーの前日を迎えてしまった。


お店のスタッフから見ても、あたしが最悪な状況に居ることは目に見えて居ただろう。


「お前、明日だぞ?大丈夫なのかよ」


來都のその言葉に、あたしは苦笑いを浮かべるしかなかった。

< 299 / 343 >

この作品をシェア

pagetop