彼は、魔法使い
着替え終わり、無言が続く。


「な、なんか、言って下さいよ!」


その空気に耐えられなくなり、直樹さんに無茶振りをする。


「なんかって、なんだよ」


一方の直樹さんには、何もなかったかのように平然な態度を取られる。


なんで、そんな風に居れるのか、あたしには理解できないんですけど、、、


直樹さんへの気持ちが、恋から来る物だって気付いた。


でも、、、


今のあたし達は、別に付き合ってるわけじゃないんだろうな。


お互いに、「好きだ」とは言った。


だけど、「付き合おう」なんて言葉を交わしたわけじゃない。


なら、、、


あたし達の関係は、今までと何も、、、変わってないって、ことだよね?


それに、ギュッと胸が苦しくなった。

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