彼は、魔法使い
今、、、呼ば、れたのって、、、


あたし、の、、、名前?


望んでいたのに、現実に名前呼ばれ、、、頭が、真っ白になった。


「芹香さん」


一緒にステージに立って居た、奈々ちゃんに言われる。


あ、、、うん。


あたしは戸惑いながらも、審査員の人からトロフィーと賞状を受け取る。


「何、ボケッとしてんのよ」


ユイの隣に並ぶなり、そんなことを言われる。


「、、、良い、のかな?」


手の中にある、トロフィーと賞状を見ながら尋ねる。


「良いも何も、それは芹香のでしょ?イラナイなら、あたしにくれても良いわよ?」

「い、いや、、、そうじゃない」

「なら、バカなこと言ってないで、胸張ってなさいよ。グランプリは、芹香なんだから」


あたしは俯いていた顔を、ゆっくりと上げる。

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