彼は、魔法使い
、、、会場、こんなに大きかったんだ。


今更、そんなことに気付く。


あたし、ステージに上がった時。


何を、見てたんだろう。


チラッと、振り向き、奈々ちゃんのスタイリングを確認する。


このスタイリングをしたのは、、、あたし、なんだよね。


まだ、、、まだ、だ。


もっと、もっと、、、


いろんなことを、勉強しなきゃ。


じゃなきゃ、あたしはお父さんに並べない。


伊織や來都、直樹さんにも、置いていかれる。


スタイリストとしてのあたしは、まだ一人前じゃない。


むしろ、今。


あたしはみんなと同じ、スタートライン立ったんだ。


スタイリストのあたしは、、、これから、だ。

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