彼は、魔法使い
「こっち、こっち」


志麻さんにそう言われ、あたしは志麻さんに付いていく。


「ここがスタッフルーム。空いてるロッカーは~、、、あ、ここだ。芹香は、ここ使ってね」

「、、はい」


言われた通りに、そこに荷物を置く。


「今まで、何の仕事してたの?」


志麻さんは、ファイルに目を通しながら聞く。


、、、何のって、美容師?


いやいや、答えられない。


鳴海さんにも、黙ってて言ったわけだし。


「もしかして、派遣切り?」

「へ?、、、あぁ、そんな感じ」


なんて言って、誤魔化した。

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