あなたが作るおいしいごはん【完】
申し訳なさそうな口調で話す
彼の謝罪は止まらない。
『…すべて俺が悪い。
萌絵の心に傷を負わせるような事を
招いたのは俺だ…。
俺を信じて託してくれた靖雄さんにも
また謝罪する。
…萌絵……本当に……。』
『悪かった。』まで彼は多分
言おうとしていたと思う。
だけど私は
『…悪かった。』と
言おうとしていた彼の唇に
右人差し指を伸ばして
ギュッと押し付けると
それ以上謝らせなかった。
『………!?』
突然の私の行動に
彼は目を見開いた。