あなたが作るおいしいごはん【完】
私は人差し指を当てたまま
首を横に振った。
「…もう……謝らないで。
元々は私が
ちゃんと報告しなかったのが悪いから。
薮嶋恭平に頬を叩かれたり
ブラウス破られた事は
正直ショックだったし
無理やりキスされそうになった時
もうダメかと思った。
…皆に迷惑かけてしまったのは
私の方だから
私が謝らないといけない。
でも…和亮さんが助けに来てくれて
本当に嬉しかった。
…それに、こうして想いが通じ合えて
和亮さんとキス出来て嬉しい。』
『……!!』
唇を封じられたままの彼は
何も喋れないけど
瞳はいつもの優しい表情に変わり
優しく微笑みを浮かべた。