LOVEFATE~理由~

その後、俊ちゃんは倉木さんと少し話し、

電話を切った




「倉木さん、なんて?」


声が震えそうになるくらいに、

動揺してしまう




「俺が誕生日だからってのもあるけど、

用事は明日のゼミの事とか」



「そう…」




「英梨、顔色悪いけど大丈夫か?」



「え?顔色?」



血の気が引きそれが顔に出るくらいに、

今私は恐怖を感じている




倉木さんが俊ちゃんにあの事を言ったらどうしよって、

電話を切った今でも心臓の鼓動が速い




「乗り物酔いかもな。

大丈夫?」



「う、うん。
大丈夫だよ」




大丈夫


倉木さんは、俊ちゃんには言わないだろう



言うならば、とっくに言っているはず




だから、大丈夫




そう自分に言い聞かせないと、

怖くて気が変になりそう

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