LOVEFATE~理由~
「倉木さん、後は私と俊ちゃんと二人で話します」
「けど…」
何処となく、俊ちゃんが冷静さを欠いている事を倉木さんも感じているからか、
私や俊ちゃんの言葉にどうするか戸惑っている
俊ちゃんが、私に何かするんじゃないかって
「出ていけ、って言ってんだよ」
「倉木さん、とりあえず今日はもう帰って貰えますか?」
私は倉木さんを促すように、
その肩に軽く触れた
これ以上、俊ちゃんを刺激して怒らせたくない
倉木さんは、私と俊ちゃんと交互に視線を向けて、
頷いた
「じゃあ、後でまた連絡して」
倉木さんは私にそう告げると立ち上がり、
部屋から出て行った
バタン、とドアが閉まり、
暫くすると、階段で階下に下りる倉木さんの足音が聞こえて来た
その音は、段々と小さくなり、
聞こえなくなる