LOVEFATE~理由~
「――英梨ちゃん。
俊太が英梨ちゃんに何かしたんじゃないのか?
この馬鹿、全然口を開かないから」
初めに口を開いたのは、俊ちゃんのお父さん
久しぶりにおじさんとこうやって向かい合うが、
俊ちゃんも亮ちゃんもおじさんによく似ている
俊ちゃんは、おじさんだけじゃなくて、おばさんにもよく似ている
優しい目元は、
俊ちゃんはおばさん似
「――俊ちゃんは、何もしてないよ」
そう口を開くと、
俊ちゃんの目が私の方を向く
その目は、哀しみに満ちて揺れている
私も、俊ちゃんと同じような目をしているかもしれない
この場で真実を話そうが、
そうで無かろうが
私達の関係は修復なんて出来ない程に、
壊れてしまった
ズタズタ、コナゴナに――…