LOVEFATE~理由~
「え?
亮ちゃんもそう思っているって、どう言う事よ!!」
だるそうにベッドに寝転んでいた蘭子ちゃんなのに
私の言葉に反応して起き上がりベッドから出ると、
詰め寄るように私に近付いて来た
「いや、なんとなく私がそう思っただけで…」
私を問い質す蘭子ちゃんの剣幕が怖くて、
その亮ちゃんとの出来事は言えなかった
「私は俊太なんか男として見てないわよ!!
私は亮ちゃんだけが好きなのに」
そう悲痛に私に訴える蘭子ちゃん
その亮ちゃんへの思いがただの憧れなんかじゃないって、
私には分かる