ワケあり!?社内恋愛
皮肉交じりで言ったけど、やっぱりそう言ってくれたことには嬉しくて、
にやついてしまいそうな口元をなんとか抑えた。
那月さんは再びため息をつくと、先を歩いてオフィスを出て行こうとする。
あたしも慌ててそのあとを追った。
「那月さんっ……」
「当たり前だろ」
歩きながら、那月さんは前を見据えながら口を開く。
足の長さが違う那月さんのスピードに、必死になってついていきながら彼の顔を見上げていた。
「俺には、1番と2番の女のことでいっぱいいっぱいなの。
他の女にかまってられるか」
一方から見れば最低で、
一方から見ればカッコよくて……
あたしの頭の中は後者。
その言葉に、頬を染めてしまった。