Crescent
ワインに合いそうな美味しそうなお料理がテーブルに並んでいる。
お迎えに来てくれた女の人と橘さんと二人で作ったと聞いてこんなに作るのは大変だっただろうなと思っていると。
更に女の人は『作ったのはほとんど先生で私は手伝っただけです』と言うから、この人ってやっぱり凄いと思った。
お店を出したらいいんじゃないかと思うぐらい本当に美味しかった。
女の人はエプロンを外し『帰ります』と帰り支度を始めた。
帰りぎわに『小説を書いたんで見てほしいんですけど』と原稿らしきものを橘さんに渡して帰って行った。
てっきり家政婦さんなんだと思っていたのに。
女の人も作家さんだったのかと橘さんに聞いたら小説家志望で橘さんが面倒を見ているのだと話してくれた。