籠の鳥
ｺﾝｺﾝｺﾝ
ｺﾝｺﾝｺﾝ━━…
静かな部屋にドアをノックする音が響く
思わず眉間にｼﾜがよる
「拓真様、拓真様いらっしゃいますか？」
ノックと一緒に女の声が聞こえてくる
ｺﾝｺﾝｺﾝ
ｺﾝｺﾝｺﾝ━━…
何度も何度もドアがﾉｯｸされる
煩い…
ドアを開けるとメイドが一人たっていた
「…なんだ」
「ようやく戻られたんですね。
私ずっとお待ちしてたんですよ？」
メイドは嬉しそうに甘い声をだしながら抱きついてきた
「約束、覚えていらっしゃいますよね？」
おもむろに
エプロンをとりファスナーの開く音が聞こえてきた
