ガーデンテラス703号
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目を閉じたまま寝返りを打とうとしたら、なんだかいつもより窮屈で。
そのことを疑問に思いながら薄っすらと目を開ける。
だけどその瞬間、私のそばで温かい何かがもぞもぞと動くのを感じて、一気に目がさめた。
目を開けると、もう目と鼻の先に気持ち良さそうな息をたてて眠るホタルの寝顔がある。
そればかりか、上半身裸のホタルの両腕が私を抱きしめていたから、寝起きの頭での状況把握が困難になり、大声で叫び出しそうになってしまった。
大きく空気を吸い込んだ口から叫び声が漏れないように、両手でしっかりと押さえて心を落ち着かせる。
だけど、目覚めたばかりの私は一糸纏わぬ姿でホタルの部屋のベッドの上で彼に抱きしめられていて。
横目には、昨日着ていた服が床に散らばっているのが見えてしまって。
とても冷静になれる状況ではなかった。
そうだ。私、昨日の夜ホタルにちゃんと告白されて……
それで、ちゃんと両想いになれたんだ。