プリンセス☆ロード






それからといえば…。




前王様は、隠居生活を大いに楽しんでいらっしゃる。
色々と助言や補佐的なことはしているようだけど、今度は旅行に行くのだと張り切っているようだ。






レンはというと、王の任につき、いろいろと四苦八苦しながら持ち前の俺様気質で任務をこなしている。
王位にふんぞり返ることをしたくないと、下の従者の人たちへも気を配り、気軽に声をかけている。
そんなレンを、家来たちはすっかり慕っている。


誰もが、自分の想いを発せられる国を目指すというレンのもと、その先駆けは少しずつみられつつあるんじゃないだろうか。







騎士のみんなはというと…。

ソウシは、レンの一番の側近として一番隊を抜けレンの右腕になって働いている。
レンの事を誰よりも知り、誰よりも思っているソウシだからこそ、レンもいろいろ信頼して頼めるんだと思う。



「僕が目を光らせておかないと、時々暴走するので、…お守りは大変なんですよ」




そう言って、笑うソウシはそれでもどこか楽しそうだった。




そしてミナト。
ミナトは、レンの後任を任され、一番隊隊長として奮闘している。
新しく発足された一番隊は、若さあふれるフレッシュさが売り。
だからこそ、それを纏めるミナトはいつも大変そうだ。
腕は一流な人たちの集まり、あとは団結力だとミナトは張り切っていた。


前の一番隊を越せるように頑張るんだそうだ。





< 463 / 469 >

この作品をシェア

pagetop