Amarosso~深い愛~の作り方♪

前回と同じ店に潜り、注文せずとも目の前にはロックとソーダ割りが置かれる。


「何があったんですか?」

「わかるだろう?」


にべもない。


「またカテキョに襲われたんですか?」

「そう」


煙草に火をつけ、一口吸うと、ロックを手にした。


「襲われた。
 今回は麗華に迷いがあったんだろ。
 なめられたまでいったらしい」


煙草をもったままカウンターに肘をつき、頭を支え斜めに見上げる。


「下着をとられ、両足を開かされ」


にっこりと笑う。

笑うところだろうか。

この人の思考は本当にわからない。


「うまかっただろうな」


上手いと美味い。

どっちのだよ。
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