Amarosso~深い愛~の作り方♪

数字の一覧表に、折れ線グラフがついている。


「なにこれ?」

「FX。
 後、株とか、かな。
 この頃、IPOに手を出しているから、あちこちのサイトで評判を見ている」

「おやじくさー」


怜士は片眉を高々と上げた。

その表情は外人の俳優並みに決まっている。


「その儲けで、誰かさんに、色々とおごれるんですが?」

「頑張れ、今泉君」

「まったく」

「いや~、実に楽しみだ。
 どこにしようかな」

「任せる」


考えるような表情の麗華は、怜士が一口かじっただけで皿に置いたクッキーを取り上げると、躊躇無く食べ始めた。

怜士のほうが一瞬、麗華の横顔を見つめてしまう。

それから苦笑した。

いつだって、意識しているのはこちらの方だ。

意味ないのに。

ふっと息を吐いて、段々と伸びてきた日差しに目を細めた。
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