後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ②


教室に入る前、中を覗くと丁度空いていて・・・



委員長に声をかけ、許可をもらうと指名をした。



「美紅・・・指名って場違いじゃない?」


椅子に座り、モジモジしながら目をきょろきょろさせる。


あ・・・昨日、嘘言って帰ったから、引け目を感じる。



顔を下に向け、チラチラと教室の中にあるカーテンで覆われている奥の方を見つめる。


ドキドキしてきた。


胸に手を当て、静かに深呼吸。



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