あたしに明日は来るのでしょうか。
「つーか、お前大丈夫かよ」
「......え?」
榊の声で我に返ったあたしは、ゆっくりと聞こえてきた方に顔を向ける。
気づけば、榊は空いていたあたしの隣の席に座っていて。
体ごとあたしの方に向けて、あたしをじっと見つめてきている。
「榊...?」
「今日、朝何かあったんだろ? そん時、俺居なかったから分かんねぇけど」
「......」
何か探るように聞いてくる榊に、何も言えない。