あいつと最後の恋愛・・・できますか
「玲おはよう!」

「おはようございます」

ニヤッと笑いながら私の隣のデスクに座った。

「で、昨日はどうだった?」

「は?え?もう・・聞かないでください・・・」

「その様子だと・・・凄かった?」

「美紀子さん!」

「だってみんなそうだから・・・私だってそんな時期あったのよ」

あっけらかんというその言葉に驚いた。

「この部署なら暗黙の了解よ。みんなそんなもんよ」

「っていうことは・・・みんなにバレてるってことですか?」

「かもね。でもみんな大人よ。言うわけないでしょ」

「ですよね・・・でも美紀子さんは違うじゃないですか」

「あ・・・ごめん・・仕返し」

「・・・仕返しって・・・」

「まぁ後少しだから、玲もがんばって」

「はい・・・」

「それと、玲に忠告ね」少し真剣な顔つきに変わった。

「今度のニューヨーク支店、潤子がいるから気をつけなさい。」

聞きたくなかった名前を言われた・・・。

川崎潤子。私の同期でもあり、聡と関係があった女。

おまけに私のことが嫌いと堂々と言ってきた女。

「嘘・・・」

「聡はしっかりしてるからいいけど、潤子だからね・・・玲、しっかりね」

彼女の名前を聞いただけなのにこの先の不安が一気に押し寄せてきた。

大丈夫かな・・・私・・・

自然とため息をついていた。
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