あいつと最後の恋愛・・・できますか
仕事中に聡の出発する時間が決まった。

今週土曜日、夕方5時の飛行機。

と言うことは、お昼には家を出る・・・

さっきの出来事で不安な私をさらに追い打ちをかけられた。

「玲、ちょっと」敏則に呼ばれ会議室へ向かった。

会議室には私と敏則の二人だけだった。

「玲、あのさ・・」

「何よ」

「さっき聡から聞いたことなんだけど、川崎さんは聡の・・・」

「そう・・昔の女。それに私のことが大嫌いって言った女よ。それが?」

「・・・そっか・・実はあっちでの聡の補佐が川崎さんなんだ」

「で?だから?」

「余裕だなその一言を言うってことは」

「は?私を誰だと思ってる?」

「・・まっいいけどな・・玲、精々今週末まで思い出作っとけよ」

「あんたもね!愛花さんと仲良くこっちで待ってるから」

「俺はすぐに日本に帰ってくるけどな」

「・・・あんた嫌味?」

「あ・・すまん・・聡もすぐに帰国させるから」

「はいはい。期待しないで待ってます」

「玲、ほんとは寂しいんだろ?」

「敏則・・・あんた殴られたい?」

「まぁ今日も早く帰れよ。聡も早く帰らすから」

「わかった。用事はそれだけ?」

「ああ・・」

「じゃいくね」会議室から先に出ていった。

敏則は私の顔色を気にしていたんだと思った。

さすがいとこ・・・

気持ちをこれ以上悟られないように仕事に続きを始めた
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